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初めてエージェントを使う薬剤師へアドバイス

転職活動を進める上で、多くの薬剤師が利用するのが「転職エージェント」です。特に初めての転職では不安も多いですが、エージェントを上手に活用することで理想の職場を見つけやすくなります。転職が初めてという若い方だけでなく、今までネット求人に敬遠していたアラフォー、アラフィフ薬剤師さんも意外と多いのではないでしょうか。最近はエージェントも多数あり、注意すべき点やコツを押さえないと、思い通りの結果が得られないこともあります。この記事では、初めてエージェントを使う薬剤師の方へ向けて、エージェントの選び方や活用法、注意点についてアドバイスをお伝えします。

1. 転職エージェントを利用するメリット

まずは、エージェントを使うことで得られるメリットを確認しておきましょう。

① 非公開求人の紹介

エージェントには、一般には公開されない「非公開求人」が多くあります。これらの求人には、条件の良い職場や競争率の低い求人が含まれていることがあり、自分で探すだけでは見つけられない魅力的な選択肢を得られる可能性があります。

② 自分に合った職場を提案してもらえる

エージェントに希望条件やスキルを伝えると、プロの視点で自分に合った求人を提案してもらえます。忙しい薬剤師にとって、効率的に転職活動を進められる点は大きなメリットです。自分とは違う視点で提案されることもあるので、目的とは少し違う職場ではあるけど実は自分に合っていたなんてこともあるかもしれません。

③ 書類作成や面接対策のサポート

履歴書や職務経歴書の書き方から、面接のアドバイスまで手厚いサポートを受けられることが多いです。初めての転職で慣れていない場合は、これが非常に心強いでしょう。企業によりますが、面接時に一緒に居てくれることもあります。こちらから聞きにくい賃金のこと等代わりに聞いてくれます。初めての転職の方、今まで知り合いの紹介でしか就職していなかった方には心強い味方になってくれます。

④ 交渉を代行してもらえる

給与や勤務条件について、直接交渉するのは気が引けることもありますが、エージェントが代わりに交渉してくれるため、希望を伝えやすくなります。面接後であっても聞き忘れたことを代わりに聞いてくれますし、初めに提示された賃金に納得いかない時も再度交渉してくれることもあります。

2. エージェントを選ぶ際のポイント

エージェントを利用する際に最も重要なのは、自分に合ったエージェントを選ぶことです。以下のポイントを参考にしてください。

① 専門性のあるエージェントを選ぶ

薬剤師に特化したエージェントを選ぶことで、業界に詳しい担当者と話すことができます。薬剤師特有の事情や業界のトレンドを理解しているエージェントなら、的確なアドバイスが期待できます。正社員、パート、契約社員で各々得意としている企業があります。自分がどういう働き方がしたいのか明確にしてから登録しましょう。

② 複数のエージェントに登録する

1社だけに頼らず、複数のエージェントに登録することで、情報の幅が広がります。それぞれのエージェントが異なる非公開求人を持っていることが多いため、比較しながら進めるのがベストです。

③ 担当者の質を見極める

担当者の対応や知識のレベルによって、転職活動の進み具合が大きく変わります。親身になってくれるか、希望をしっかり聞いてくれるか、実際に話してみて判断することが大切です。どの企業にもあることなので断定はしませんが、担当が最初だけ親切だったということもあるので見極めるまで時間がかかる可能性もあります。

3. 転職エージェントを使う際の注意点

エージェントを利用する際には、いくつか注意しておくべきこともあります。

① 自分の希望を明確にする

エージェントに丸投げするのではなく、自分の希望条件をしっかり伝えることが大切です。

例:

• 勤務地(通勤時間や地域)

• 希望の給与や福利厚生(年収、時給、国保or社保など)

• 働き方(週○日、残業の有無)

• 職場の雰囲気(個人薬局、大手チェーンなど)

自分の理想像を明確にしておくことで、エージェントもより的確な求人を提案しやすくなります。

② 担当者の意見を鵜呑みにしない

エージェントはあくまで仲介役であり、求人先企業との契約をゴールとしています。そのため、必ずしも求職者の希望が最優先になるわけではありません。担当者の話を鵜呑みにせず、自分で求人票の内容を確認し、慎重に判断しましょう。言われるがままにやっていると後悔することもあるので、あくまでも自分の意見を大事にしてください。ただ、あまりにも条件が厳しいといつまでも決まらない、後回しにされることもあるので、ここまでは妥協できるという考えも大事になります。

③ 入社後のギャップに注意

エージェントが提供する情報だけでなく、可能であれば職場見学や社員の口コミなども参考にして、入社後のギャップを減らす工夫をしましょう。

4. 転職エージェントを効果的に活用するコツ

① 積極的にコミュニケーションを取る

希望条件に変更があれば早めに伝えたり、わからないことがあれば遠慮せず質問することが大切です。担当者とのコミュニケーションがスムーズであるほど、転職活動も円滑に進みます。今は電話だけではなく、メール、LINEでやり取りしてくれる所も昔より増えました。在職中で日中電話が取れない、電話が苦手という方でも大丈夫です。

② 無理に決めない

エージェントから紹介された求人がしっくりこない場合は、無理に応募する必要はありません。「もう少し考えたい」や「別の求人を探してほしい」と伝えるのは全く問題ありません。我慢する必要はないので正直に話しましょう。無理に求人を勧められた場合は断る勇気も必要です。

③ 自分で情報収集も行う

エージェントの紹介だけでなく、自分でも企業の評判や求人情報を調べておくことで、より客観的な判断ができるようになります。ハローワークでタイミングよく自分の条件に合うものが見つかる場合もあります。自分で情報を収集する努力も大切です。

5. まとめ

初めてエージェントを使う薬剤師にとって、エージェントは心強いパートナーになり得ます。しかし、最終的に転職先を決めるのは自分自身です。エージェントを賢く活用しつつ、自分の希望や価値観を大切にして転職活動を進めてください。複数のエージェントを活用しながら、自分に合った求人を見つけ、満足のいく転職を実現しましょう!

 

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